【食欲の秋】食べ過ぎではなく栄養不足が太る原因!?
秋から冬にかけて体重増加が気になりますよね。
「ちょっと食べる量を減らそうかな」
そう思ってもなかなか抑えられない食欲。
気づけば以前より太ってる?
実は『あるホルモン』と『ある栄養素』の2つの作用で食欲を抑えられることが分かっています。
目次
【やせたいのに食べちゃう原因】
ダイエットをしようとしてもどうしても食べ過ぎてしまうには様々な要因がありますが、ここでは意思や決意や目標に関係なく体の構造に原因があるお話をします。
食べ過ぎてしまう原因が『あなたの体形』や『栄養状態』にあるとしたらどうでしょうか?
意志の弱さはモチベーションや決意の弱さではなく科学的な理由があるのです。
①【脂肪細胞から放出されるホルモン】
その名も『レプチン』
まずお腹周りの脂肪は“細胞の集まり”であることを理解しましょう。
皮膚や筋肉を作っている細胞と同じです。
ここでは細胞はふうせんのようなものと理解していいでしょう。
ふうせん(細胞)の中に糖や脂質を取り込んで、この脂肪細胞は大きくなり、いわゆる肥満になります。
そしてこの細胞は分泌腺を兼ねていて、脂肪細胞は『レプチン』を放出する細胞となります。
【レプチンの作用】
すばり『食欲を抑える働き』です。
正常な脂肪細胞からはレプチンが放出され→脳に作用し→食欲を一定に保ち→脂肪の消費を助ける
という働きをします。
【太った人の場合】
この食欲を抑えるホルモン『レプチン』は太っていても放出こそされるのですが
脳に作用しなくなります。
そうなると脳が食欲を抑える働きかけをすることが出来なくなり、脂肪の消費も滞ってしまうのでやせたいと思っていても
食べちゃう→しかもなんか太ってきた→やっぱりレプチンが効きにくい
という負のスパイラルに落ちてしまうのです。
②【実は栄養不足で太る!?】
足りていない栄養素。
それは『タンパク質』です。
食べ過ぎてしまう人のほとんどは「炭水化物」「糖質」を食べ過ぎているのではないでしょうか?
「お菓子食べ過ぎたー」「お酒飲み過ぎたー」
という話はよく聞きますけど
「肉食べ過ぎたー」とか「魚食べ過ぎたー」
という話はあまり聞かないですよね。
肉と言ってもベーコンやソーセージといった加工肉はNGですよ。
【タンパク質ををたくさん食べる】
遠慮せずたくさんの肉(魚)を食べましょう。
主食のつもりがいいです。
野菜もいいのですが、『タンパク質』が食欲抑制に有効です。
研究では、総摂取カロリーは同じでも、タンパク質含有量の多い食事を摂ることで、食欲を抑えられることが分かっています。
この際は、植物性タンパク質(豆類など)よりも、動物性タンパク質の方が有効のようなので『肉』をたくさん食べるとよいでしょう。
主食<肉ですね。
プロテイン飲料も有効です。
プロテインは言ってしまえばタンパク質の粉末ですね。
【朝のプロテイン補給で血糖値の上昇をゆるやかに】
朝の主食と言ったらパンやごはんやシリアル類を摂る人も多いでしょう。
多少のタンパク質は含まれていますが微量ですし、それは植物性たんぱく質になります。
朝からステーキは無理。
そこで活用できるのが
『プロテイン』
中でもホエイプロテインを選びましょう。
プロテインには「ホエイプロテイン」と「ソイプロテイン」があります。
ソイジョイなんかで有名な「ソイ」は大豆たんぱくなので植物性です。
太る原因に血糖値の急上昇(インスリンの作用)によるものがあります。
空腹状態の朝に急にオレンジジュース&食パンなんか食べたら血糖値爆上がりで太ります。
朝一番に一旦プロテインをお腹に入れて、クッションにしてから糖質を摂ることで血糖値の上昇を抑えられます。
しかも結構お腹いっぱいになるので摂取量も抑えられるでしょう。
【糖質ゼロでも250kcalを超える罠にご注意】
ダイエットや体のために糖質ゼロを選ぶ人は多いと思います。
最近のゼロ系のアルコールは種類も豊富ですし、やはりカロリーは抑えたいですもんね。
しかし、実は成分表示では分かりにくい「エンプティカロリー」の存在をご存知でしょうか?
今回は
糖質ゼロのアルコールでも、実はたっぷり入っているカロリー
についてお話します。
目次
- 【9%アルコール飲料】
- 【栄養素の基本】
- 【第4のカロリー】
- 【糖質ゼロは太る】
- 【糖や脂肪をまとった食事を一緒に取ると大惨事】
- 【タンパク質は多めにとると食欲を減少させる】
- 【ダイエットにはアルコールは不向き】
【9%アルコール飲料】
いわゆるストロング系の飲料ですね。
今回は人気の9%500mlのロング缶を例にします。
アルコールは1g=7kcalです。
計算上はこうなります
(9%×500ml×0.8)÷100=36g ➡ 36g×7kcal=252kcal/500ml
成分表示はどうなっているかというと
100ml当たり54kcalとは記載していますが、例の糖質や脂質は0kcalとなっています。
たしかに糖質や脂質はゼロのはずなのにカロリーがある。
どういう事でしょうか。
【栄養素の基本】
3大栄養素は「たんぱく質」「炭水化物」「脂質」です。
たんぱく質=1g 4kcal
炭水化物=1g 4kcal
脂質=1g 9kcal
3大栄養素には必ずカロリーが含まれていて、簡単にいえばカロリーは体の熱の原料になるものです。
このような3大栄養素はエネルギー、髪の毛、筋肉、細胞などの組織になります。
余分な栄養素は脂肪となります。
【第4のカロリー】
ここが本題です。
エネルギーの原料となる3大栄養素の他に、聞きなれない第4のエネルギーがあります。
それが「エンプティカロリー」です。
アルコール=1g 7kcal
エンプティというのは「空っぽ」という意味です。
カロリーが空っぽではなく「栄養素が空っぽ」という意味です。
一応カロリーなので熱の原料になります。
しかし、栄養素を含まないので脂肪などの組織にはなりません。
なのでアルコールだけで生活するとやせます。
そして、最も燃えやすいカロリーなのでアルコールは蓄積されません。
栄養素がないので溜まるものがないのです。一番最初に代謝されます。
「え?いいじゃん!?」
と思ったあなたはまだ読み進めてください。
【糖質ゼロは太る】
アルコールは一番代謝されやすく、蓄積しない特性があります。
しかし、それゆえ大きな代償をはらうことになるのです。
アルコールと脂肪や糖は同じ肝臓で行われます。
繰り返しになりますがアルコールは一番最初に代謝されるので、副産物の毒も最初に溜まります。
「アセトアルデヒド」
多量の飲酒によって悪酔いや二日酔いが起こる原因となることで有名です。
これの解毒が最優先に行われ、肝臓は脂肪や糖の代謝を出来なくなり、あふれた栄養素は内臓脂肪や中性脂肪となります。
9%アルコール飲料はこれの量がすごく多いです。
糖質ゼロでも結果的に太ります
更に言うと代謝も落ちるので太りやすくなります。
【糖や脂肪をまとった食事を一緒に取ると大惨事】
いうまでもありませんが、お酒とこれらを一緒に取ると先ほどの理論でとても太りやすいです。
「唐揚げ」
・衣は糖質
・肉のあぶらは脂質
・揚げる油も脂質
「パスタやピザ」
・麺、生地は糖質
・ソースは脂質
・ベーコンなども脂質
これとアルコールを一緒に摂ると、血中や組織に糖や脂質が溢れてきます。
【タンパク質は多めにとると食欲を減少させる】
・枝豆
・刺身
・冷ややっこ
・練り物
・ゆで卵
・焼き魚
・蒸しor茹でた肉
ヘルシーな料理の代表です。
濃い味が欲しい時には調味料で工夫するといいです。
おすすめ➡しお、コショウ、カレー粉、しょうゆ、わさび、一味、七味、マスタード
NG➡マヨネーズ、ソース、ケチャップ、オイルドレッシング
【ダイエットにはアルコールは不向き】
結局アルコールを飲みながらのダイエットは効率が悪いです。
「のんびり少しづつ」「1年かけて」
とかでもいいですが、私からすれば1年間も微量に制限し続けたダイエットの方がしんどいです。
アルコールを断てば2倍のスピードで痩せることが出来るます。
6か月で25㎏減も出来ますよ。
おわり
【驚愕】実は「糖類ゼロ」ではダイエットは出来ないっていう話
ダイエットや減量の際に、カロリー制限は必ずと言っていいほど必要ですが、中でも「糖類ゼロ」を謳った商品が魅力的に見えます。
「糖」といえば宿敵「炭水化物」
これがゼロときたら思わず手を伸ばさずにはいられません。
しかし良く商品を見てみると
「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」の2つのパターン
があることにお気づきでしょうか?
今回はカロリーゼロとは違う、
糖質ゼロや糖類ゼロの違いの罠について解説します。
上手に理解してダイエットに役立てましょう。
こちらは音声配信もしています
目次
【糖類ゼロ=糖質ゼロではない】
結論から言うとどちらでもカロリーがあります。
ですがそのカロリーを構成する内容成分が違います。
説明します。
・炭水化物>糖質>糖類
炭水化物は皆さまご存じ、米とか小麦です。ごはんやパンですね。
この炭水化物から食物繊維を取り除いたものが「糖質」です。
でんぷんやオリゴ糖が糖質になります。
それをさらに小さく分解したものが「糖類」です。
砂糖やブドウ糖が糖類になります。
例えば
「小麦で作っているけど砂糖などを入れていない食品」は“糖類ゼロ”なのです。
【こういうケースがあります】
以前私はコンビニで「糖類ゼロのクッキー」を買いました。
ところが裏の表示を見ると意外にカロリーがあったんです。
よく見ると原材料に「小麦」と書かれていました。
「あれっ?“糖質”入っているじゃん」
そして私ははっと気づいたのです。
“砂糖”は入っていないけど“糖質”は入っている。
砂糖の添加がないから「糖類ゼロ」!!!
なるほど~!!!
【逆のパターンもあります】
アルコール飲料によくみかけるパターンなのですが表にでかでかと
「糖質ゼロ」
水ものならではといった感じです。
先ほどの例からすると、“糖質”は入っていませんが“糖類”は入っています。
この場合は量に基準値が設けられているようですが、単糖類やブドウ糖や甘味料(キシリトールやアセスルファムkなど)が入っています。
糖質ゼロだけど糖類は入ってるというパターンでした。
【ちなみに無糖とは】
・コーヒーなどにみられる「無糖」ですがこれはもともと「糖が入っていない」という商品です。0.5g未満としているようです。糖1g=4kcalなので無糖は最低2kcalですね。
(『低糖』『微糖』は、飲料100ml当たり糖類2.5g未満の場合を指すようです。)
糖質も糖類も入っていないものを選ぶならこの無糖と選ぶといいでしょう。
【ダイエットは上手にカロリーコントロール】
ダイエットに糖質は敵と言われますが実はそんなに悪い奴ではありません。
特に積極的にトレーニングをしている方は筋肉でカロリーを消費するための起爆剤的な働きをします。
トレーニングを始める際に「糖類」を摂ると炭水化物より細かくなっているので消化の必要がなく、エネルギー効率がいいです。
脂肪を燃やすには先に火種が必要で、それが糖質や糖類ですので上手に活用してください。
【100kg➡75㎏のダイエットに成功した話。】
はい。本当に同じ人です。
これは説得力ありますね。
栄養と運動を上手に活用するのがダイエットのキモとなるお話です。
糖質制限だけしていてもダイエットははかどりません。
ダイエットの進め方を4つのセクションに分けてお話ししたいと思います。
【ステップ①】まずは30分の連続した運動から!
なんでもいいですフォームもペースも気にしないでとにかく30分動き続けるのが重要です。
私は腹筋背筋腕立てスクワットを10回1セットで30分ゆっくり延々と繰り返していました。
止まりませんよ。
ゆっくりでいいので続けるのです。
ダイエットが続かない最大の原因をここで克服します。
すばり「運動するための体力がない」です。
そうです、疲れますよね。
なので私の場合は体重の減量は一旦置いておいて、心肺機能を向上することを最初に行いました。
こうすることでこの先より効率のいいダイエットが出来ると考えたからです。
これを約3週間続けました。
するとこうなります。
体重はそんなに変わっていないですがむくみなどが取れた結果スリムな印象になりました。
【ステップ②】やせる栄養を摂ろう!
やはり食事の管理は必要です。
食事の管理無しのダイエットとか、家計管理無しで貯金しようとしているのと同じです。
摂取カロリーと栄養バランスを見直します。
・基礎代謝を計る
私は身長187㎝あるので基礎代謝(低活動)は当時で2300kcalくらい、普通の人よりは高いです。
一日の総摂取カロリーは2000kcalに抑えました。
これで【基礎代謝2300kcal】-【摂取カロリ2000kcal】=300kcalマイナスできますね。
脂肪1㎏は約7000kcalなのでこの300kcalマイナスの食事×23日を過ごすと脂肪分1㎏やせます。
基礎代謝なので、これの他に通勤の徒歩や階段の昇降などの日常生活動作が加わるとよりやせやすいということになります。
・同じカロリーでもやせやすい栄養を摂ろう
タンパク質1g➡4kcal
糖質1g➡4kcal
脂質1g➡9kcal
タンパク質100g摂っても糖質100g摂ってもカロリーは同じ400kcal です。
しかしその効果が違います。
タンパク質は体の構成物質で筋肉や髪、爪、皮膚などになります。
糖質はエネルギーか脂肪になります。
タンパク質をとって筋肉へ変換した方が効率よくやせます。
同じカロリーでも「何からカロリーを摂るか」がとても重要だということです。
私は最終的にタンパク質7:糖質2:脂質1の比率にしました。
しかしこれは今思うとやりすぎですね。
初心者の方はタンパク質4:糖質4:脂質2くらいでいいと思います。
最近の発表では一日の摂取カロリーが同じでもタンパク質含有量が増えるだけでやせるらしいです。
ダイエットにタンパク質は有効活用できます。
一ヶ月くらいでこうなります。
なんならこれで十分な気がしますが。まだまだです。
リバウンドしやすいです。
【ステップ③】写真を撮ろう!
運動も食事も進まないという方はまず“写真”を撮りましょう。
ダイエットに有効なのがセルフイメージです。
・「素人のバットの振り方しか見たことがない人はプロ野球のようにバットを振れません。自分の理想とする体と実際の自分の身体を比べて見てください」
ポイントがあります。
裸で撮ってください。
布切れ一枚着けてはいけません。
そして全身撮ってください。足先から頭の先まで。
だらけた体を自分に晒してください。
そして自分の理想の写真を用意しましょう。
芸能人とかモデルさんとかその人が好きとか嫌いとかでなく「理想の身体を持った人」の写真です。
ちなみに私はGACKTさんでした。
これをたまたま見たんですね。
別にGACKTさんが好きだったわけではありませんがかっこいいと思った体でした。
これと冒頭一枚目をくらべたら、どこをどうしたいか一目瞭然ですよね。
セルフイメージ大事です。
カメラロールに保存しておきましょう。
【ステップ④】筋力を爆発させる!
・私は市営ジムに通いました
はい。本当の運動です。
ステップ①の運動をこなさないでここを始めると挫折します。
私はダントツで筋トレをおすすめします。
市営ジムは1時間100円でした。
機材がきれいだったことは継続の一因になったと思います。テンション上がったんですね。
なので、しょぼいなーとか、くさいなーとか思ってテンション下がる施設だったら民間のトレーニングジムに入会する方がいいと思います。
筋量を増やす際には「脚」の筋肉が消費カロリーが多いのでおすすめです。
ステップ①のように30分動くのですが、内容を3つのセクションに分けてみてください。
※準備運動はしてくださいね
※10分間中は20回3セットくらいでセット休憩をはさみながら実施してください。
※だだし20回は全力です。
・最初の10分間でくたくたになるまで運動する。
もう爆発的にやってください。
これをやったらもう動けないと思うくらいです。
上級者の世界になると最初の30秒くらいでもう動けないのレベルまでもっていったりします。
・くたくた場所(筋肉)をゆっくりでいいのでまた10分間動かす
息も上がって、身体は悲鳴を上げていると思うのですがゆっくりでいいです。
追い打ちをかけることで筋量が倍増します。
これでカロリー消費の効率がよくなります。
重量は最初の10分で40㎏でくたくただとしたら10㎏くらいの軽いものでいいです。
・全然関係のない場所を10分間軽く動かす
これは一種のクールダウンの役目と次の日の予習を兼ねてやってください。
次の日はこの全然関係のない場所から最初に爆発的に運動すると日を跨いで同じ場所を2セット動かすので有効です。
これで30分です。
あっという間に終わります。
「お先に~」という感じでジムから去るのもちょっとした優越感かもしれません。
これらのステップを半年続けるとこうなります。
ダイエットに関するアドバイスは大歓迎です!
コメントなどお寄せください。
おわり
【第4話 接骨院開業で初月100万円売り上げた理由はデートだった】
接骨院で特徴を出せるのは「技術」だと思いがちですが、私が思うに一昔前より多く接骨院の技術進歩はめざましく、正直どこもそんなに変わらないように思います。
そんな中で出せる特徴は「接客」だ思います。
特に「会話」です。
それはまるでデートように、気になるあの子へのアプローチするときみたいに情熱的で繊細である必要があります。
【100万円売り上げるために重要なのは会話の技術】
セラピストに必要な要素として次のものが挙げられます
①サイエンス
②アート
デートで重要なのは言うまでもなく「会話」です。
セラピストの世界では会話(コミュニケーション)を「アート」と位置付けます。
サイエンスはいわゆる知識の質とその量です。大事ですね。
でもデートスポットの情報だけに詳しくても実際にデートはしたことがないのはNGですね。
そうなるとアートが必要になってきます。
アートは「実践スキル」と「コミュニケーション」に分類されます。
実践スキルはそのものズバリ「技術」です。
そしてコミュニケーションスキルは「会話のアート」です。
患者さんに気持ち良くなってもらう会話が出来るのは、売り上げを伸ばす重要な要素です。
セラピストは技術職であるとともに「接客業」であるのは言うまでもありません。
売れる(モテる)会話が出来るようになりましょう。
【痒い所に手が届く会話】
デートで最新式のスマホを褒められてもうれしくありません。
どうせ褒めてくれるなら「デートのために考えたコーディネート」だったり「時間のかけた髪型」だったりですよね。
本人のこだわりを感じられるところに注目してあげることが大事です。
それなのに多くのセラピストは
「最新式のスマホいいね!」
「昨日何喰った?」
とかしか聞きません。
定型文としては聞いてもいいかもしれませんがそこは重要ではないのです。
「髪型いいね。いつもと違う。インナーカラーも良い感じ。今日の雰囲気に合ってる。」
デート相手(患者)は 初デートです。
くだけた仲ならもうちょっとやりようがあると思いますが初めての患者なので少しかしこまった感じでしょう。
また、痛いから来ているのにわざわざ「痛みはどうですか?」と毎回聞くセラピストはデートが下手糞です。
しかも毎回聞いたりします。
毎回、
「今日の痛みはどうですか?!」
「今日の痛みはどうですか?!」
「今日の痛みはどうですか?!」
うんざりしますね。
【治すとかおこがましい】
セラピストはみんな「治してあげたい」と思っています。
これは私も常日頃思っています。
あふれんばかりの情熱で日々勉強をしているでしょう。
治す技術を学んでいるかもしれませんが、そもそも「治す」の定義が曖昧です。
肩こりを治すとかどういうことでしょうか?
疲労が溜まればまた肩がこります。
2度と疲労しない身体になる技術はありえません。
百歩ゆずって関節由来や神経由来の肩こりだったとしましょう。
技術によりそのストレス要因が緩和したとしても、それを他覚的に捉える手段はセラピストにはありませんし、疲労の肩こりはやってきます。
なのにセラピストは「治った治っていない」で一喜一憂しています。
治すことにフォーカスするには判断材料が欠如しているのです。
【治すのではなく“導く”】
導くのはいつの時代も教祖様のお仕事です。
教えを問い、弟子が行動するのを見守り、間違った道に進むようであれば諭す。
セラピストは患者さんご自身が、自ら治す心構えを持てるように、デートの会話で導く必要があります。
こっちが治してあげるように躍起になっていては独りよがりのデートです。
2人で素敵な時間が過ごせる施術を展開すると好きになってもらえます。
施術は患者に好きになってもらうにはアートが不可欠なデートなのです。
おわり
【第三話 36歳おじさんは独立開業している】
ちょっと小話から。
昨日からstand.fmという音声配信アプリを始めました。
正直ブログより楽しいですw
楽しいというか簡単ですね!
さて、今日もブログの積み上げですが、今日は針灸接骨院の開業についてお話します。
完全に自分語りなので全く有益ではないです。ご了承ください。
【針灸接骨院を独立開業するまでの経緯】
そもそも針灸接骨の資格というのは「はり師」「きゅう師」「柔道整復師」の3つの資格が必要で、3年の就学が必要です。
学校の卒業試験をクリアし、国家試験を合格すると資格がもらえます。
これがあると独立できるんです。
私は資格取得後、地方の針灸接骨院に就職しました。
当時は就職は開業のための「修行」といった意味合いが強かったです。
みんな開業を目指していました。
学校ではいわゆる「治療法」は学びませんので実際は現場で初めて「治療」をします。
驚きですね。
私は合計10年間の修行を経て、31歳になる年の6月に地元に開業しました。
【どんな思いで独立したか】
地元で開業したいという気持ちが修行の2年目くらいで芽生えていました。
友人知人が地元から次々と離れて行ってしまい、近所の友達はほとんど居なくなっていました。
お盆や正月には顔を合わせますが、もし自分も地元から離れると誰も故郷に居なくなる。
これが寂しく思ったんですね。
誰が帰ってきても迎える人がいる。
そんな風に思い開業しました
【独立の実際】
同じくして地元の衰退が進んでいきました。
頑張る住民の皆さまを施術でサポート、健康を守り、元気に出来ないかと考え、
「この人の痛みをとることは、結果的にこの人が頑張れるようになること。ただ痛みをとることが目的ではなく、この人の仕事や家族の背景を元気にすること」
これを心に定め独立開業しました。
初月から100万円の売り上げで私の想像をはるかに超えてきました。
半年経ったころには人手が足りず人員を増やし、順風満帆のように思えました。
しかし、マネジメントが壊滅的に出来なかった私は後発を育てることが出来ず
社員は次々と辞めていきました。
当然売り上げも頭打ちとなります。
現在は3人のスタッフで頑張っています。
優秀なプレーヤーは優秀なマネージャーにはなれないとはよく言ったものです。
私はプレーヤーで稼ぐことを考えた方が向いていたみたいです。
【やりがい&嫌なこと】
社員として働いているときより自分の稼ぎで家族を養えているのは誇らしかったし、口コミで「ここが良いと聞いた」などどいわれるとうれしかったです。
しかし、最初は誠心誠意患者さんに尽くし、寝ても覚めても一日の患者さんの顔や症状、経過を思い描いていましたがメンタル的にきつかったです。
完璧主義なところが露呈し思ったような結果が出ないと自己嫌悪に陥り、罪悪感に駆られ、集中できない事も多かったです。
【これから】
6年目に突入し、コロナの騒動で集客に困りました。
もともと集客に力を入れていなかったこともあり
「技術が良ければ患者は来てくれる」
「施術の満足度が高ければ来てくれる」
と思っていた典型的な職人肌な自分は最近になってやっと集客を本気で考えています。
「顧客に必要な商品を作り、それをプロモーションする」
このような発信の力を磨くためにこのブログを始めました。
様々な媒体を利用して収益を上げれるよう毎日積み上げ!!ですね。
おわり
【整骨院、整体院、接骨院の違いって知ってる?】
第二話「36歳おじさんは、針灸接骨の免許を持っている」
ご利用したことのある方もいるのではないでしょうか?
腰痛や肩こりは多くの人が悩んでいる体の痛みといえます。
そんな時、病院と合わせて選択肢にあがってくるのが整骨院、整体院です。
「整骨」「整体」「接骨」の違いはご存知でしょうか?
- 第二話「36歳おじさんは、針灸接骨の免許を持っている」
- 【整骨(せいこつ)&接骨(せっこつ)は同じ】
- 【整体院は無法地帯】
- 【理学療法士が整体院を開いているパターンが増えている】
- 【上手な利用方法】
- 【正直な意見】
【整骨(せいこつ)&接骨(せっこつ)は同じ】
まずはここから。
本来は「接骨(せっこつ)」が正解です。
法律で決まっています。
「整骨」は実はグレーな表記です。
接骨院は「柔道整復師」という国家資格保有者が施術をする場所になります。
開業する場合、柔道整復師は医師ではないので、看板などに表記するワードに
「医療をイメージさせるものはNG」という法律があり以下のようなワードはNGです。
「医」「科」「整形」「外科」「治療」
このようなもので、「整形」をイメージさせる「整骨院」は法律違反です。
しかし実際は数多くの店舗が「整骨院」としているので、もはや取り締まることはないと思います。
【整体院は無法地帯】
整体院は資格無しで誰でも開くことが出来ます。
整体というのは民間療法全般を指し、明確な定義はありません。
「もみほぐし」「アロマサロン」「カイロプラクティック」「足つぼ」「骨盤矯正」
こういうのがほとんど整体として括られてもいいでしょう。
先の柔道整復師もいないので資格に伴う法律もありません。
なので「整」のワードも使えます。(おかしな話ですが)
よく○○カイロプラクティックとかがありますが、日本には公的にカイロプラクティックを認可していないので「資格」ではなく「修了」ということになります。
1週間程度で修了できるものもあるようです。
では整体院が悪いかと言えばそれは違います。
【理学療法士が整体院を開いているパターンが増えている】
理学療法士は、いわば病院に仕える職業で、その資格効果は病院内でしか発揮できない法律になっています。
当然その技術は「理学療法」となるのですが、整体院を開いて「理学療法」を提供しなければ法的にOKなのです。
「骨盤矯正」や「マッサージ」などは民間資格なので理学療法ではありません。
理学療法士が施術する骨盤矯正なんてめちゃくちゃ効きそうですよね。
実際かなり勉強されているので下手な整骨院の柔道整復師より腕が良かったりします。
【上手な利用方法】
・まずは「整骨・接骨院」を選択することをおすすめします。
整体院はハズレると大外れですが、私の意見としては整骨接骨院では大外れということはないでしょう。
・クーポン割をHPに載せている院はやめた方がいい
あとお試しキャンペーンとかですね。
自分の身体を診てもらうのに「お試し」とか怪しすぎませんか?
歯医者さんや病院で「まずはお試し500円引き」とか「今だけ初回料無料」とかあっても嫌ですよね。
リラクゼーションサロンとかならいいですけどね。
・慢性症状を診てもらうときは4回~12回くらいを目安に通う
本来、整骨・接骨院は急性症状を扱うところですが、慢性症状の相談が9割です。
中には一発で治った!!という話も聞きますがそれは「治った」のではなく「症状が緩和した」のです。
一時的な変化で満足ならばそれでもいいのですが、人間の身体は3ヶ月しないと組織が変化しません。ダイエットなどもそうですよね。
・明らかな痛みの時は病院へ
特に50歳以降や高齢者の場合は骨に異状がある場合があります。
基礎疾患がある場合は、それが悪化していることで体が痛くなあることもあるので、明らかに痛いときはまずは病院へ行ってください。
異状がない、もしくは経過観察であれば改めて整骨・接骨院を受診しましょう。
【正直な意見】
整骨や針灸は「代替医療」といわれるものです。
その実「カイロプラクティック」も代替医療です。
なので柔道整復師は国家資格だと偉そうに謳っていてもカテゴリーは同じなのです。
医療に替わる選択肢の一つということで注目されています。
裏を返せば「現代医療でどうにもできなかった」ものを扱うということ。
これは医学的に「治癒がない」ともいえます。
原因が分からなかったり、治しようがないものなどを「緩和」(治癒ではない)するためのカテゴリーなのです。
つまり「整骨・接骨院」に治すことを求めるのは本来ではないのです。
あくまで緩和をしてもらい、自分自身で治る力を向上させるように努めないと本当の意味での「治る」は来ないでしょう。
運動・睡眠・食事が重要なのは言うまでもありません。
おわり