【食欲の秋】食べ過ぎではなく栄養不足が太る原因!?
秋から冬にかけて体重増加が気になりますよね。
「ちょっと食べる量を減らそうかな」
そう思ってもなかなか抑えられない食欲。
気づけば以前より太ってる?
実は『あるホルモン』と『ある栄養素』の2つの作用で食欲を抑えられることが分かっています。
目次
【やせたいのに食べちゃう原因】
ダイエットをしようとしてもどうしても食べ過ぎてしまうには様々な要因がありますが、ここでは意思や決意や目標に関係なく体の構造に原因があるお話をします。
食べ過ぎてしまう原因が『あなたの体形』や『栄養状態』にあるとしたらどうでしょうか?
意志の弱さはモチベーションや決意の弱さではなく科学的な理由があるのです。
①【脂肪細胞から放出されるホルモン】
その名も『レプチン』
まずお腹周りの脂肪は“細胞の集まり”であることを理解しましょう。
皮膚や筋肉を作っている細胞と同じです。
ここでは細胞はふうせんのようなものと理解していいでしょう。
ふうせん(細胞)の中に糖や脂質を取り込んで、この脂肪細胞は大きくなり、いわゆる肥満になります。
そしてこの細胞は分泌腺を兼ねていて、脂肪細胞は『レプチン』を放出する細胞となります。
【レプチンの作用】
すばり『食欲を抑える働き』です。
正常な脂肪細胞からはレプチンが放出され→脳に作用し→食欲を一定に保ち→脂肪の消費を助ける
という働きをします。
【太った人の場合】
この食欲を抑えるホルモン『レプチン』は太っていても放出こそされるのですが
脳に作用しなくなります。
そうなると脳が食欲を抑える働きかけをすることが出来なくなり、脂肪の消費も滞ってしまうのでやせたいと思っていても
食べちゃう→しかもなんか太ってきた→やっぱりレプチンが効きにくい
という負のスパイラルに落ちてしまうのです。
②【実は栄養不足で太る!?】
足りていない栄養素。
それは『タンパク質』です。
食べ過ぎてしまう人のほとんどは「炭水化物」「糖質」を食べ過ぎているのではないでしょうか?
「お菓子食べ過ぎたー」「お酒飲み過ぎたー」
という話はよく聞きますけど
「肉食べ過ぎたー」とか「魚食べ過ぎたー」
という話はあまり聞かないですよね。
肉と言ってもベーコンやソーセージといった加工肉はNGですよ。
【タンパク質ををたくさん食べる】
遠慮せずたくさんの肉(魚)を食べましょう。
主食のつもりがいいです。
野菜もいいのですが、『タンパク質』が食欲抑制に有効です。
研究では、総摂取カロリーは同じでも、タンパク質含有量の多い食事を摂ることで、食欲を抑えられることが分かっています。
この際は、植物性タンパク質(豆類など)よりも、動物性タンパク質の方が有効のようなので『肉』をたくさん食べるとよいでしょう。
主食<肉ですね。
プロテイン飲料も有効です。
プロテインは言ってしまえばタンパク質の粉末ですね。
【朝のプロテイン補給で血糖値の上昇をゆるやかに】
朝の主食と言ったらパンやごはんやシリアル類を摂る人も多いでしょう。
多少のタンパク質は含まれていますが微量ですし、それは植物性たんぱく質になります。
朝からステーキは無理。
そこで活用できるのが
『プロテイン』
中でもホエイプロテインを選びましょう。
プロテインには「ホエイプロテイン」と「ソイプロテイン」があります。
ソイジョイなんかで有名な「ソイ」は大豆たんぱくなので植物性です。
太る原因に血糖値の急上昇(インスリンの作用)によるものがあります。
空腹状態の朝に急にオレンジジュース&食パンなんか食べたら血糖値爆上がりで太ります。
朝一番に一旦プロテインをお腹に入れて、クッションにしてから糖質を摂ることで血糖値の上昇を抑えられます。
しかも結構お腹いっぱいになるので摂取量も抑えられるでしょう。