【糖質ゼロでも250kcalを超える罠にご注意】
ダイエットや体のために糖質ゼロを選ぶ人は多いと思います。
最近のゼロ系のアルコールは種類も豊富ですし、やはりカロリーは抑えたいですもんね。
しかし、実は成分表示では分かりにくい「エンプティカロリー」の存在をご存知でしょうか?
今回は
糖質ゼロのアルコールでも、実はたっぷり入っているカロリー
についてお話します。
目次
- 【9%アルコール飲料】
- 【栄養素の基本】
- 【第4のカロリー】
- 【糖質ゼロは太る】
- 【糖や脂肪をまとった食事を一緒に取ると大惨事】
- 【タンパク質は多めにとると食欲を減少させる】
- 【ダイエットにはアルコールは不向き】
【9%アルコール飲料】
いわゆるストロング系の飲料ですね。
今回は人気の9%500mlのロング缶を例にします。
アルコールは1g=7kcalです。
計算上はこうなります
(9%×500ml×0.8)÷100=36g ➡ 36g×7kcal=252kcal/500ml
成分表示はどうなっているかというと
100ml当たり54kcalとは記載していますが、例の糖質や脂質は0kcalとなっています。
たしかに糖質や脂質はゼロのはずなのにカロリーがある。
どういう事でしょうか。
【栄養素の基本】
3大栄養素は「たんぱく質」「炭水化物」「脂質」です。
たんぱく質=1g 4kcal
炭水化物=1g 4kcal
脂質=1g 9kcal
3大栄養素には必ずカロリーが含まれていて、簡単にいえばカロリーは体の熱の原料になるものです。
このような3大栄養素はエネルギー、髪の毛、筋肉、細胞などの組織になります。
余分な栄養素は脂肪となります。
【第4のカロリー】
ここが本題です。
エネルギーの原料となる3大栄養素の他に、聞きなれない第4のエネルギーがあります。
それが「エンプティカロリー」です。
アルコール=1g 7kcal
エンプティというのは「空っぽ」という意味です。
カロリーが空っぽではなく「栄養素が空っぽ」という意味です。
一応カロリーなので熱の原料になります。
しかし、栄養素を含まないので脂肪などの組織にはなりません。
なのでアルコールだけで生活するとやせます。
そして、最も燃えやすいカロリーなのでアルコールは蓄積されません。
栄養素がないので溜まるものがないのです。一番最初に代謝されます。
「え?いいじゃん!?」
と思ったあなたはまだ読み進めてください。
【糖質ゼロは太る】
アルコールは一番代謝されやすく、蓄積しない特性があります。
しかし、それゆえ大きな代償をはらうことになるのです。
アルコールと脂肪や糖は同じ肝臓で行われます。
繰り返しになりますがアルコールは一番最初に代謝されるので、副産物の毒も最初に溜まります。
「アセトアルデヒド」
多量の飲酒によって悪酔いや二日酔いが起こる原因となることで有名です。
これの解毒が最優先に行われ、肝臓は脂肪や糖の代謝を出来なくなり、あふれた栄養素は内臓脂肪や中性脂肪となります。
9%アルコール飲料はこれの量がすごく多いです。
糖質ゼロでも結果的に太ります
更に言うと代謝も落ちるので太りやすくなります。
【糖や脂肪をまとった食事を一緒に取ると大惨事】
いうまでもありませんが、お酒とこれらを一緒に取ると先ほどの理論でとても太りやすいです。
「唐揚げ」
・衣は糖質
・肉のあぶらは脂質
・揚げる油も脂質
「パスタやピザ」
・麺、生地は糖質
・ソースは脂質
・ベーコンなども脂質
これとアルコールを一緒に摂ると、血中や組織に糖や脂質が溢れてきます。
【タンパク質は多めにとると食欲を減少させる】
・枝豆
・刺身
・冷ややっこ
・練り物
・ゆで卵
・焼き魚
・蒸しor茹でた肉
ヘルシーな料理の代表です。
濃い味が欲しい時には調味料で工夫するといいです。
おすすめ➡しお、コショウ、カレー粉、しょうゆ、わさび、一味、七味、マスタード
NG➡マヨネーズ、ソース、ケチャップ、オイルドレッシング
【ダイエットにはアルコールは不向き】
結局アルコールを飲みながらのダイエットは効率が悪いです。
「のんびり少しづつ」「1年かけて」
とかでもいいですが、私からすれば1年間も微量に制限し続けたダイエットの方がしんどいです。
アルコールを断てば2倍のスピードで痩せることが出来るます。
6か月で25㎏減も出来ますよ。
おわり