【第4話 接骨院開業で初月100万円売り上げた理由はデートだった】
接骨院で特徴を出せるのは「技術」だと思いがちですが、私が思うに一昔前より多く接骨院の技術進歩はめざましく、正直どこもそんなに変わらないように思います。
そんな中で出せる特徴は「接客」だ思います。
特に「会話」です。
それはまるでデートように、気になるあの子へのアプローチするときみたいに情熱的で繊細である必要があります。
【100万円売り上げるために重要なのは会話の技術】
セラピストに必要な要素として次のものが挙げられます
①サイエンス
②アート
デートで重要なのは言うまでもなく「会話」です。
セラピストの世界では会話(コミュニケーション)を「アート」と位置付けます。
サイエンスはいわゆる知識の質とその量です。大事ですね。
でもデートスポットの情報だけに詳しくても実際にデートはしたことがないのはNGですね。
そうなるとアートが必要になってきます。
アートは「実践スキル」と「コミュニケーション」に分類されます。
実践スキルはそのものズバリ「技術」です。
そしてコミュニケーションスキルは「会話のアート」です。
患者さんに気持ち良くなってもらう会話が出来るのは、売り上げを伸ばす重要な要素です。
セラピストは技術職であるとともに「接客業」であるのは言うまでもありません。
売れる(モテる)会話が出来るようになりましょう。
【痒い所に手が届く会話】
デートで最新式のスマホを褒められてもうれしくありません。
どうせ褒めてくれるなら「デートのために考えたコーディネート」だったり「時間のかけた髪型」だったりですよね。
本人のこだわりを感じられるところに注目してあげることが大事です。
それなのに多くのセラピストは
「最新式のスマホいいね!」
「昨日何喰った?」
とかしか聞きません。
定型文としては聞いてもいいかもしれませんがそこは重要ではないのです。
「髪型いいね。いつもと違う。インナーカラーも良い感じ。今日の雰囲気に合ってる。」
デート相手(患者)は 初デートです。
くだけた仲ならもうちょっとやりようがあると思いますが初めての患者なので少しかしこまった感じでしょう。
また、痛いから来ているのにわざわざ「痛みはどうですか?」と毎回聞くセラピストはデートが下手糞です。
しかも毎回聞いたりします。
毎回、
「今日の痛みはどうですか?!」
「今日の痛みはどうですか?!」
「今日の痛みはどうですか?!」
うんざりしますね。
【治すとかおこがましい】
セラピストはみんな「治してあげたい」と思っています。
これは私も常日頃思っています。
あふれんばかりの情熱で日々勉強をしているでしょう。
治す技術を学んでいるかもしれませんが、そもそも「治す」の定義が曖昧です。
肩こりを治すとかどういうことでしょうか?
疲労が溜まればまた肩がこります。
2度と疲労しない身体になる技術はありえません。
百歩ゆずって関節由来や神経由来の肩こりだったとしましょう。
技術によりそのストレス要因が緩和したとしても、それを他覚的に捉える手段はセラピストにはありませんし、疲労の肩こりはやってきます。
なのにセラピストは「治った治っていない」で一喜一憂しています。
治すことにフォーカスするには判断材料が欠如しているのです。
【治すのではなく“導く”】
導くのはいつの時代も教祖様のお仕事です。
教えを問い、弟子が行動するのを見守り、間違った道に進むようであれば諭す。
セラピストは患者さんご自身が、自ら治す心構えを持てるように、デートの会話で導く必要があります。
こっちが治してあげるように躍起になっていては独りよがりのデートです。
2人で素敵な時間が過ごせる施術を展開すると好きになってもらえます。
施術は患者に好きになってもらうにはアートが不可欠なデートなのです。
おわり