みんな興味ある?借金3000万円のハナシ
正確には借金3300万円です。
信用金庫から1500万円
保証協会から1500万円
両親から300万円
どうしようもなくしょぼい事業でこれを返済しています。
これでも住宅ローンを組ませようとしてくる銀行さんはホント怖いです。
3年前にそそのかされてあぶなく契約しそうになりました。
【最初は良かった】
初月で100万円売れたのは業界では結構いい線いってました。
当時は私含め3人でやっていたのですが、そのまま3人でやればよかったんですが欲が出てすぐに人員を増やしました。
その後も2人、3人と増やしていく一方で不穏な空気が流れるんです。
従業員は気づかない経営者ならではの
「あれ?これって見かけだけの売り上げじゃね?コストパフォーマンス悪くない?」
とうことです。
簡単にいうと一発客ばかりでリピートがとれてなかったんです。
たしかに売り上げは毎月上がっていましたが新規客だけで成り立っているので当然徐々に下火になっていきます。
【マネジメント力】
これを従業員に説明する能力が圧倒的に「圧倒的に」足りませんでした。
自分は焦っている。従業員は忙しそう。でもその忙しさは実りない忙しさ。
それじゃだめだ!!
でもそれじゃだめだ!以外に思いつく言葉が当時ありませんでした。
次第にイライラしてくる自分と険悪なムードになるチーム。
崩れるのはあっという間でした。
【改善を目指してさらにリースを組む】
どうにか運営を安定させたくて3300万円かけたほかに設備投資をします。
「死ぬ気かな?」
リピートがとれる方法が無いかと魅力的な機材を導入してスタッフに使わせましたがこれもまた失敗です。
思うように単価が上がらないのです。
致命的な「値付けの下手さ」です。
時間>値段で手間だけがかかり、客回転数は最悪。
火の車と化します。
【そこでわたしは考えることを拒否しました】
認めたくありませんでした。
「失敗した」
これを認めるとすべてが崩壊する感じがしたんです。
このまま何とかなるか見てみよう。
経営者の皮をかぶった「傍観者」へと変貌したのは開業からわずか1年の夏でした。
初めて1人の従業員がやめたのもその時です。
1年間で売り上げは1700万円。
黒字でした。
しかしこれはうわべの数字。
泥の船。
これからはひたすら自分の首を絞めることになります。